三重県伊勢市のJR伊勢市駅です。

2012年の時点で駅前は整備中でした。今はこの場所にバスターミナルがあります。

 

 

撮った場所も時期も違いますが伊勢市駅は多気から鳥羽へ行くJR参宮線と伊勢中川から宇治山田を結ぶ近鉄山田線の停車駅です。

 

 

乗り入れている路線バスは三重交通のバスです。そのほか伊勢市のコミュニティバスおかげバスも乗り入れています。

 

訪れたのは2012年、翌年の2013年は式年遷宮の年。20年に1度建物すべてを建て替える、わかりやすくいえば引越をする。ということで今のうちに見ておきたいと思っていました。

 

この時の旅の目的は当時、廃止が噂されていた近鉄内部・八王子線や同じナローゲージの三岐鉄道北勢線に乗っておくことでしたが、江戸時代よりお伊勢参りがあるように日本人に生まれたからには一度は伊勢神宮にいってみたいということで伊勢まで足を延ばすことにしました。

 

ただ、その前の松阪市の魅力にはまってしまい伊勢市についたのは午後2時。広い敷地内を夕方までに回るのはちょっと厳しい。伊勢神宮は駅に比較的近い外宮からまわって内宮にいくのが基本らしいが肝心の内宮が見られなくなっては意味がなく、しかも東京に戻らなければいけないということで内宮から行くことにしました。

伊勢市は以前ブログであげているので今回はリメイクになります。

 

 

というわけでバスで20分ほどで伊勢神宮内宮へ。周辺は個人的にはあまり好きではないが、土産物屋や食べ物屋が並ぶいかにも観光地然とした感じ。

ただややこしい感じはするかもしれませんがいかにも昭和といった感じの観光地の感じは嫌いではない。伊勢は昭和の観光地の典型的な感じがします。

 

 

やはり伊勢神宮、前日にネットで伊勢神宮を爆破するといった内容のニュースが流れていたものの、物々しい警官がいるわけでもなく、観光客は関係なくごったがえしていました。

 

 

正面玄関である宇治橋の鳥居をくぐり橋を渡ります。すでに橋を架け替える準備ができていました。

五十鈴川は神様のいる場所を流れる神聖な川だけあって穏やかな佇まい。

 

 

正宮へは一方通行になっていて右手に庭園を見ながら玉砂利の道を進みます。

手水舎で手を洗い、その先に五十鈴川に降りる道がありそこにも御手洗場があることに気付いたのですが二度も洗うのもどうかと思いそのまま進みます。

 

 

神楽殿です。ここで危うく大きな失敗をするところでした。正宮からお参りを済ませて帰る人と合流するため、流れに任せて左に進んだらそれが帰路であることに途中で気付きました。一方通行のため戻るわけにいかず一度外に出てから再び入ったが、気付かないままで帰っていたら一生後悔するところでした。

 

 

参道の真ん中に長い年月を感じさせる巨木がそびえたっていました。

 

 

階段をあがるといよいよ正宮、神様のいる場所。当然撮影は禁止で熱田神宮などと同様に白い幕が張られています。その先に正殿があります。

 

 

その隣には2013年からの新御敷地があり社殿の一部が見えます。

奥には別宮の荒祭宮があるのですが、時間がなく省略。

 

 

御厩。馬はいませんでしたが鶏がいました。

 

 

名残惜しいので宇治橋と五十鈴川を定番スポットからもう一度撮ってみました。

 

 

 

伊勢神宮を出るともうひとつの観光スポット、おかげ横丁とおはらい町へ。ここも人が非常に多い。正直人がごった返しているところは苦手。

さらに江戸時代を再現した土産屋や食事処が並んでいます。なかには移築した歴史的建造物もあるらしいのですが、ほとんどがここ10年20年のあいだに当時をイメージして再現したテーマパークのような観光地。

 

 

カメラで撮るのもそこそこに買い物もせず通り抜けてしまいました。

 

 

おかげ横丁は1993年にできた観光地。

もう少し人が少なければゆっくりできたのですが・・・時間もなくて残念。

 

 

おかげ横丁でした。

 

 

ただ赤福だけは伊勢に来たら買わなければと思い、行ってみたが残念ながら売り切れ。そのあと駅や外宮でも探したがどこも売り切れでした。おそるべし赤福。

冷静に考えてみたら名古屋でも買えるのですがそれでは味気ないですからね。

 

 

外宮へ。バスで急いだのですがあと10分で17時。閉まる時間が迫っています。大急ぎで観てきました。いやお参りしてきました。

時間も時間だけに人も少ない。とても落ち着く。いや落ち着いている場合ではない。

 

 

 

外宮も同じく遷宮予定地がありました。

 

 

正宮、板垣で中をみることはできませんが正殿・西宝殿・東宝殿とあります。

 

 

式年遷宮に関する資料館であるせんぐう館に面した勾玉池。

この当時せんぐう館はできたばかりで入ってみたかったのですが、ここも時間切れ。

 

 

まわりの店も17時にほとんど閉まってしまったので伊勢市駅に戻ってもよかったのですが、駅前になにもなかったので近鉄の宇治山田駅へ。

 

 

1931年に開業した近代建築の駅舎を代表する建物で登録有形文化財にも登録されています。

 

 

2階には貴賓室もあり皇族や要人が利用しました。

 

 

だいぶ暗くなってきました。伊勢市駅へ歩いて戻ります。

 

神都とも呼ばれる三重県伊勢市は三重県に編入される1876年までは度会県の県庁所在地でした。1906年に宇治山田市に、その後編入を繰り返し1955年に伊勢市に改称します。

平成の大合併では二見町・小俣町・御薗村が加わり人口12.6万人(平成30年12月)になりました。

伊勢市といえば100人中100人が伊勢神宮と答えると思います。そのほかには赤福、伊勢うどん、全日本大学駅伝、二見浦などが自分の中の伊勢市のイメージです。

 

暗くなってきたので街歩きもほとんどできなかったのですが少しだけ写真が残っていたのでもう少し続けます。

 

 

伊勢市駅近くの三吉稲荷神社の裏。

2012年当時はシャッターは落書きされ消費者金融が入っていたビルもすでに解体されています。

 

 

伊勢駅前商店街のアーケード。この当時はまだそれほどアーケードに興味をもっていなかったのですがこうやって写真に残していたということはインパクトが大きかったのでしょう。ここは戦後の闇市あがりの空気を残していました。

さすがに撤去されただろうとストリートビューをみてみると2017年の時点で残っていました。

 

 

 

駅前通り。駅前は学習塾とかしかなくて閑散としていてご飯を食べるところもなく、結局和食さとへ行きました。

写真にはありませんが駅前は更地になっており1996年まではジャスコ伊勢ショッピングセンターがありました。

現在は伊勢神泉という宿泊施設になっています。

 

 

駅を出て右手には既に解体することが決まっていた三交百貨店跡。2001年に閉店後、2014年に解体され現在は三交インのビジネスホテルになっています。

 

 

県道37号線に並行するようなかたちでしんみち商店街も延びていたのですが18時過ぎということもありすべてシャッターが閉まっていました。もともと閉まっているのか夜だからなのかわかりませんが、ここも含めて伊勢市駅周辺でほとんど人を見かけませんでした。

おかげ横丁や伊勢神宮にいたあれだけたくさんの人はどこに行ったんだろう?大半が車かバス、または宇治山田に人が流れるのだと思いますがそれにしても落差がありすぎてちょっとショックを受けました。

あれから7年近くたって駅前もだいぶ変わったと思いますが気になる街のひとつです。

 

 

 


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