- 2019.08.17 Saturday
愛媛県大洲市で街歩き〜伊予大洲駅から市街地へ
愛媛県は伊予大洲駅にやってまいりました。(2016年2月)
大洲は愛媛県で最も行きたかった街です。
この時は松山から内子に寄ったあと大洲に特急で着いたのですが、その時乗ったのが2000系TSE(Trans Shikoku Experimental)という車両でした。
世界初の振り子式ディーゼルカーで試作車として1989年に登場しました。内子から伊予大洲までのわずかの間ですが、振り子の不自然な揺れを体感できました。
その後に登場した2000系量産型やN2000系のどちらも乗りましたがやはり乗り心地は全く違います。
伊予大洲は宇和島側から乗ると伊予長浜経由の旧線と内子線のバイパス線に分かれます。
長浜経由の旧線に乗ると瀬戸内の風光明媚な車窓を楽しめ、鉄道ファンのあいだでは有名な下灘駅も通ります。
駅前です。ビジネスホテル以外は低層の建物がロータリーを囲んでいますが、駅前はひっそりとしていました。
駅前から中心地が離れているのはよくあることです。
乗り入れているバスはお尻しか撮れなかったのですが伊予鉄グループの伊予鉄南予バスと宇和島自動車。
そしてコミュニティバスでぐるりんおおずというのが走っています。
愛媛県大洲市は伊予の小京都と呼ばれ、町の中心部を肱川が流れ大洲城が町を見下ろします。
城下には明治、大正、昭和の古い町並みが残っていてNHKの連続テレビ小説「おはなはん」や月9ドラマ「東京ラブストーリー」のロケ地にもなっています。人口は4.2万人(令和元年7月)。
なぜ大洲にずっと行きたかったのかは覚えていませんが、おそらくテレビか雑誌かなにかで街並みを見て以来、行ってみたいとずっと思っていました。100名城巡りを始めてからはその思いを強く持つようになっていきました。
駅前のメインストリートには大きな鳥居があります。ここからは遠く離れていますが少彦名神社があり1958年に寄進によって建立されました。
市街地までは歩いて20分かかるようですが商店街が続いているので歩きます。
途中で新町商店街を歩くために右に曲がります。木造の古い建物も何軒か残っていますがビルや新しい住宅も建っていて少しずつ街並みが変わってきている印象を受けました。
しばらく行くと突然大きな建物が見えてきます。
アクトピア大洲という商業施設で1995年にオープンしいよてつ高島屋とスーパーのフジグランがはいっています。
ちょっと裏道を行くと細い路地が入り組んでいます。区割りがしっかりしていなくて不自然に曲がっていたり、行き止まりになったりとちょっとした迷路です。
アクトピアに寄った後、裏道にはいりこんでしまい偶然見かけたのがこちらの古い銭湯、よしの湯です。現役のようです。
こういう偶然の発見がテンションを高めます。
入り組んだ細い路地のためか放水用ホースが4つもガラス戸に収納されていました。
おそらく元の道に戻ったところで周りは飲み屋街に、商店街も終わりになってきそうな雰囲気に不安になってきます。
住宅兼店舗のようなところが続きます。
中には温泉マークのような屋号がありました。銭湯には見えないのですが後から調べてみてもわかりませんでした。
味噌の醸造所をすぎると緩やかなカーブになり大通りと合流します。裏には肱川が流れていて橋が見えてきました。
それと同時に肱川越しに大洲城が見えてきました。
歩いてきたのは殿町商店街だったようです。どこから殿町商店街だったのかわからなかった。
橋の上から大洲城と肱川を望みます。
橋を渡ると肱川と並行して細い商店街がふたつ続きます。本町1、向かい側が本町2、その1区画先が中1商店街になっています。
当時はゲートがあったのですが、道路拡張をしているようでまわりの建物は壊されていました。
いずれゲートも壊されるなと思っていたら案の定ストリートビューで見る限りなくなっていました。
もっと前に来ていたら古い建物だらけで大感動だったのですが、両サイドともすべて建物がなくなっています。
中一商店街を歩きます。のっけから近代建築。ただ他の通りにももっと多くの古い建物があるのでちょっとセーブします。
中1商店街を抜けて右へ。郵便局の前のクランクを左に曲がります。
本町1商店街はあとで歩きます。
ショッパーズ大洲三の丸店。ショッパーズは今治市を中心に展開しているスーパーです。
向かい側は大洲市民会館です。いつできたのかはわかりませんがデザインからしてだいぶ古そう。
もともとこの場所には監獄所があったそうです。
市民会館の裏は大洲城です。
次回紹介します。
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- by さんぽっぽ