大分県豊後高田市です。

豊後高田といえば昭和の町で知名度が高い町です。

昭和レトロが好きな自分としてはいつか行かなければと思いつつ、人の手がはいって作られた観光地だったら嫌だなとあまり情報収集せず後回しにしていました。

今回大分を回るにあたって、空港にも近いし行くしかないでしょうということで訪れました。

 

豊後高田市は人口2.2万人(令和元年9月)、大分県の北東部、国東半島の西部に位置します。

東野圭吾の作品で映画化された「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の舞台になった町です。

 

 

昭和30年代まで豊後高田には宇佐からの大分交通の終着駅でここから国東半島各地にバスが出ていてにぎやかな町でした。

商店街は8つもありました。

昭和40年代に鉄道が廃止になると徐々に町は衰退していきます。

平成に入り当時のまま取り残された商店街に着目し、昭和30年代の活気を取り戻そうと昭和の町を掲げいろいろな取り組みをしてきたそうです。

話題になるにつれマスコミなどで取り上げられ、今では年間40万人近く訪れる観光の町になりました。

 

ただ古い建物をリノベーションしただけではこれほどの人は呼べません。

豊後高田がすごいのは各お店に残っていた古いものや、昭和を彷彿するものをファザードに飾って展示する「一店一宝」で購入以外の楽しみをつくったこととその店独自の逸品を販売する「一店一品」でお店の個性をだしたこと。

豊後高田の成功例で多くの市や商店街が視察に訪れました。

 

 

駅前のタバコ屋の自販機には昭和のたばこを展示していました。

 

 

こちらの鮮魚店は大正5年築、わかりにくいですが氷で冷やす昭和の冷蔵庫が店頭に展示してあります。

 

 

大衆食堂。昭和にはなくてはいけないアイテムです。

こちらの店では出前自転車が展示してあり、ちゃんぽんとかが350円と昭和価格。

 

 

こちらのカフェバーでは昭和の学校給食が楽しめます。

揚げパンや鯨の竜田揚げのほか脱脂粉乳もあります。

脱脂粉乳はまずいと聞いたことがあるのだけど、それ以前に牛乳すら飲めないので絶対に無理です。

 

 

こちらの電気屋でも昭和のテレビ・ビデオデッキを展示。

 

 

酒屋さんレトロ調ですが建物はそれほど古くないようです。

隣は何の店かわからなかったのですが、古いポスターや写真が貼ってありました。

 

 

 

ここで駅前通りは終わりT字路になっていて右へ曲がると新町通り商店街です。

 

 

古い建物も増えてきてこれは期待できそうです。

 

 

商店街を曲がるとすぐ見えてくるのがこちらの二つの店です。看板が新しいので違和感がありますがテント屋は初めてみました。

元々は楽器屋だそうです。建物は棟続きになっていて大正8年築なのだそうです。

そして隣、ミルクセーキは子どもの頃ありました。ただ味が思い出せません。

 

 

元ガソリンスタンド。今は憩いの場になっているようです。

昭和37年当時の価格ガソリン46円です。安いと思ったけど当時の大卒の初任給は1.7万円、国鉄の初乗り10円の時代です。

 

 

串揚げやさん。お店は平成の店ですが建物は明治時代のもの。

 

 

その隣、焼き芋屋さん。なんと壺の中で芋を焼くのだそうです。

壺の中の遠赤効果によってとろっとろに焼き芋が甘くなるのだそうです。実は江戸末期から昭和初期にかけては石焼き芋ではなくこの壺焼き芋が主流なんだそうです。

他にも店頭のメニューには焼き芋アイス、焼き芋シェイク、冷やし焼き芋。いずれも気になるところ。訪れたのは10月なんですけどね。

 

 

丸ポストが似合うこちらの店はお餅屋さん。ほかにもまんじゅうや煎餅を売っています。建物は昭和25年築。

 

 

 

見るからに歴史がありそうな薬局です。創業は大正7年、建物は昭和12年築です。

薬局は昔の看板を掲げているところも多いですが、ここのファザードの上段、サトちゃんの隣の0.01gまで量れる毒薬天秤がこの店のお宝。個人的には下段の笑顔の落語家?の人形がとても気になる。

 

 

和牛専門のお肉屋さんです。ここのコロッケは人気があるらしくて行列ができていました。

並ぼうかどうか迷ったのですが陽が暮れてしまいそうなので街歩きを優先しました。

 

 

昆虫の館。世界中からいろいろな昆虫を集めてきたみたいです。

夕方遅くなので閉まっていました。

 

 

重厚な近代建築が並んでいます。ここはすごい。

 

 

現在はギャラリーとして使われているこの建物は昭和前期に建てられた共同野村銀行。買収合併を経て平成5年まで西日本高田銀行として使われていました。

豊後高田市初の国の登録有形文化財です。

 

 

 

向かい側は雑貨屋と豆菓子屋。建物は詳しいことはわかりませんが明治時代のものだそうです。

 

 

改装していますが昭和34年の建物。

日立のカラーテレビ、キドカラーはいつの間にか名前を聞かなくなりました。ちなみに2018年に日立ブランドのテレビの国内生産は終了しています。

 

 

ふと振り返ると陽が沈んで夕闇が昭和の町に迫ります。

本来なら1つ1つ店を見て行って昭和の町を堪能したいところでしたが、昼間は観光客がいっぱいいるのと、なんとなく夕方来たほうが郷愁を感じていいかなと思いこの時間にしました。

本音をいえばこの町は1日じっくりかけてみたいところです。まだ半分しかきていません。

豊後高田市のホームページにはひとつひとつお店の説明や一店一宝が紹介されているのであらかじめ行く店を決めておくのもおすすめです。

 

 

この先に続くゆるいカーブがたまりません。その先にどんな街並みや建物があるのか。

次回に続きます。

 

 

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