- 2020.10.13 Tuesday
北海道三笠市で街歩き〜三笠鉄道村三笠ゾーンで古き良き国鉄時代へ
今回も三笠市です。
幾春別川を越えるとクロフォード公園に着きます。
おしゃれな三角屋根の建物、三笠駅の前身の幌内太(ほろないぶと)駅を再現したものです。
訪れたのは2014年8月、三笠鉄道記念村はここ三笠ゾーンと幌加内ゾーンの2ヶ所に分かれています。
幌加内ゾーンは別のブログで紹介しているのですが、三笠ゾーンは放置したままでしたので今回が初出しになります。
中に入ってみます。
この場所に駅ができたのは1882年、幌内炭鉱から札幌を経由して小樽港まで石炭を運ぶため官営幌内鉄道の札幌、幌内間の開業に伴い幌内太駅が新設されました。
その後国鉄幌内線三笠駅となり長年乗客を運んできましたが1987年に幌内線が廃止となり廃駅となりました。
1990年に幌内鉄道建設を指導したジョセフ・ユリー・クロフォードにちなんでクロフォード公園が整備され駅舎も復元されました。
入館料は530円、館内にはパネルや鉄道関連備品が展示してあります。
そしてこの銅像がクロフォード氏です。
そしてこの方が駅長です。
サボや駅名板、タブレットはこの手の資料館ではよく見かけますがカー・キャッチャーというのは初めてみました。
これは過走した車両を止めるための器具です。
外に出ると跨線橋がありディーゼル機関車が止まっていました。
DD51は2020年にJR貨物から運用をはずれるなど年々その数を減らしていますが、我々の世代のディーゼル機関車といえばDD51、奥にはキハ82も見えて古き良き国鉄時代のワンシーンのようで、車両がきれいなので今にも動き出しそうな光景はあの頃にタイムスリップすることができます。
木造の跨線橋の階段を駆け上がります。
実際に動くことはありませんがディーゼルエンジン独特の音が聞こえてきて今にも汽笛を鳴らして黒煙を噴いて走りだしそうです。
DD51-548号機は1967年に新製され旭川機関区所属で活躍していました。
まだ現役で走っているためか保存車両は少なく間近でDD51を見れる数少ないところです。
後につながっているのはホッパ車ホキ2341、北海道ならではの貨物ですが小麦やトウモロコシなどの穀物を輸送する貨車です。
その後ろにはバラスト運搬用ホッパ車ホキ2341。
最後尾は車掌車ヨ8006。車掌車は比較的多く保存されていますがこの車両は寒冷地北海道らしく石油ストーブが設置してあります。
やっぱりホームがあると保存車両も活きてきます。
そしてこのゾーンで一番のメインがキハ82です。
北海道のディーゼル特急といえばこの車両でしょう。特急北海・おおとり・北斗・オホーツクなど広い北海道を縦横無尽に走っていて食堂車もついていました。
前から3両目はキシ80-27、食堂車です。特に特急おおとりは函館から網走まで10時間半かけて走っていました。
グリーン車です。マークは昔から今もずっと変わっていません。
反対側にまわってキハ82-87。
JNRマークのエンブレムが生えます。
こうやってみると鉄道模型みたいです。
先頭車両のみ保存が多い中で編成ごと残してくれているのは本当に貴重です。
次回は幌加内ゾーンへ移動します。
- 北海道
- 00:52
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- by さんぽっぽ