- 2021.07.17 Saturday
埼玉県秩父市で街歩き〜埼玉地場の百貨店・矢尾百貨店へ
埼玉県秩父市にやってまいりました。
西武秩父線の西武秩父駅です。秩父は何回か訪れているのですが街歩きをしたのは2012年12月と2017年8月、街並みは大きく変わってはいませんが駅舎が大きく変わりました。
乗り入れている路線は西武秩父線、この当時は10000系ニューレッドアローでしたが現在は001系Laview、4000系が快速急行や急行として池袋から直通できていましたがなくなり飯能とのあいだを折り返しています。
行きはLaviewで景色を楽しみ、帰りは52席の至福で美味しい料理を食べて帰るのが一番贅沢な旅なのでしょう。
秩父鉄道は後ほど紹介します。
駅をでて右側を見ると標高1304m、石灰岩が武骨に露出している武甲山が目に入ってきます。
駅前はタクシー乗り場とバス乗り場のロータリーが設けられています。
乗り入れているのは大半が西武グループの西武観光バス、そのほかコミュニティバスの秩父市営バスと写真に撮っていませんが小鹿野町営バスがはしっています。
今回歩いた埼玉県秩父市は埼玉県西部に位置し、人口は約5.8万人(令和3年6月)。埼玉県有数の観光地で知名度も高い町ですが歴史も古く旧石器時代や縄文時代の石器などが出土しています。またちちぶの名前は900年代の書物に知知父の名前がでてきます。また秩父市の和銅遺跡からは和銅が産出し和同開珎が作られたとされています。
江戸時代、秩父は大宮郷と呼ばれ秩父神社を中心とした秩父札所は信仰を集め多くの巡礼者が訪れるようになります。
秩父の生業は養蚕が盛んでした。秩父鉄道の前身上武鉄道が開通するとセメント輸送が盛んになります。
祭りも有名で秩父夜祭は日本三大曳山祭りのひとつでユネスコ無形文化遺産にも登録、多くの人出でにぎわいます。
他にも芝桜やアニメの聖地など見どころがいっぱいなのですが個人的には古い建物が好きなのでそこに着目して歩きました。
真ん中は交番、周りの風景にマッチしています。その隣の観光情報館で情報収集して街歩きを始めます。
西武秩父駅は2017年の春にリニューアルオープンし大きく変わりました。
お土産屋のまわりにはカラフルな暖簾がかけられ中央には提灯が下げられています。大きく分けて温泉エリア、フードコート、物販エリアに分かれています。
一番の目玉は温泉施設、祭の湯です。
ブラタモリのパネルのほうに目が行ってしまいますが。
8月ということもありいつスコールが降るかわからないので足早に進みます。特に秩父は夏場、雨雲が急に湧くので天気を気にしながらの街歩きになりました。
西武秩父駅の周りはあまりこれといったものがないので秩父鉄道の線路を渡って市街地に向かいます。
西武秩父駅から少し歩いて秩父鉄道の踏切を渡ると秩父鉄道の御花畑駅、副駅名芝桜駅の駅舎があります。
どちらの名前も副駅名みたいですがここから700メートル先に秩父駅があります。
まずは聖人通りを歩きます。この道は御花畑駅から矢尾百貨店にかけて秩父夜祭の時にクライマックスに向けて盛り上がるところです。
いろいろ街歩きをする中でその町の象徴としてデパートやスーパーを撮るようになって、いろいろ見ているうちにこの矢尾百貨店はとても気になっていました。県庁所在地のデパートが閉店していくなか人口6万人にも満たないこの町にデパートが存続しているのは並大抵のことではないと思います。
2017年にインテリアが中心の矢尾百貨店皆野店が閉店したとはいえとても気になっていて見てみたい店でした。
矢尾百貨店の歴史は古く1749年にこの場所で酒造業からスタートし、その後呉服、食料品、雑貨を取り扱うようになりました。
1924年に埼玉県初の3階建ての鉄筋コンクリートの店舗が完成、1970年に百貨店営業の許可が下りその後増床を重ね現在に至ります。
ちょっと中に入ってみましょう。
休憩スペースはポケットパークと呼んでいました。エレベータもなかなか年季が入っています。
4階にはこどもと遊びのフロアがあったのですが、ホームページのフロアマップをみると変わっているので改装したのかもしれません。
このフロアで降りたのはこの先にプレイランドがあるため。
2019年に丸広百貨店川越店の屋上遊園がなくなり東急プラザ蒲田のかまたえんと東急百貨店吉祥寺店の太陽の広場が最後の砦と言われています。
同じくホームページにも屋上遊園の文字はないため実際には機能していないのかもしれませんが遊具は残っていて屋上にでることもできます。
増床を重ねているので渡り通路を越えなければいけません。タイヤが残っていておそらくゴーカートみたいなものがあったと想像できます。
一部にはシートがかぶせられていて他のものも動きそうにはありません。
同じくホームページにはエコガーデンと書かれているので撤去してしまったかもしれません。
5階屋内には懐かしのアーケードゲームや卓球台があります。ゲームコロニーというフロアで今も残っていると思われます。
あいにくの天候でしたが秩父の街並みを見下ろすことができます。
屋上の塔もすぐ近くで見れます。
再び5階へ、ここにはレストランが1軒はいっています。地場のデパートの上階レストラン、これは行かないわけにいきません。
レストランカプチーナにはいりました。
秩父といえばいろいろ名物があります、わらじかつ丼か豚みそ丼で悩みましたが、豚みそ丼をいただきました。
階段はシンプルでした。
トイレは化粧室と表示され取っ手のついた扉でとてもレトロでした。
目的を秘湯またひとつ果たすことができました。
次回は市内を散策します。
- 埼玉県
- 01:13
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- by さんぽっぽ