- 2018.10.31 Wednesday
岐阜県恵那市で街歩き〜お城へ行こう・日本三大山城岩村城
重伝建地区の岩村本通りの町並みから少し離れて坂を上ると櫓がみえてきます。
平成2年に再建された太鼓櫓と表御門です。
敷地内には岩村藩校知新館もあります。1702年に藩主松平乗紀によって創立されました。
ここから儒学者林述斎や佐藤一斎などの数々の偉人を輩出しました。
昆虫は全然詳しくないのですがオニヤンマ?でしょうか。結構トンボが飛んでいました。
藩主邸を後にします。向かい側には岩村歴史資料館もあったのですが立ち寄りませんでした。
それにしても素晴らしい天気、自分がお城巡りをするときは本当に天気に恵まれることが多く、しかも今回は山城。景色が楽しみです。
岩村城本丸はまだまだ先。藤坂と呼ばれる坂をあがっていきます。
途中で立ち寄ったのが下田歌子勉学所。
当時の女子は藩校に入ることができなかったため、父の書斎で独学で和漢学を学んだそうです。
長い長い石畳の階段を歩きます。
重伝建地区では暑さでバテバテでしたが、ここは日陰もあり風も少しあるのでそこまできつくはありませんでした。
石垣が見えてきました。
このあたりに一の門がありました。城に向かって左側に多門櫓が構えられ、石垣の上も土塀で厳重に固められていました。
またこのあたりから坂が急になってきます。
土岐門は岩村城第二の門です。土岐氏を破って城門を奪い移築したという伝承からこの名前がつきました。
現在は徳祥寺の山門として移築し現存されています。
わかりにくいカットですが両側に石垣があります。高石垣と桝形門、三重櫓によって厳重に固められており、空堀にはL字型に架かる木橋を渡って内部に入ることができました。
ただその木橋も床板が畳のようにめくるようにできたことから畳橋と呼ばれました。
石垣が増えてきました。いよいよゴールも近くなってきます。
このあたりは追手門、三重櫓があったところです。
個人的に岩村城の一つ目のハイライトで好きな景色の一つです。
八幡宮跡、八幡神社です。中世の城主遠山氏の氏神で始祖加藤景廉を祀っています。
明治5年に現在の場所に移転してきました。
到着しました。本丸の6段の石垣です。
ただただ圧巻です。
岩村城は1185年、鎌倉時代に築城されました。
1500年代には遠山氏の居城に、江戸時代には丹羽氏と松平氏が城主となりました。
標高717mと日本一高い地に築かれた城で、急峻な地形を利用した要塞でした。
本丸到着です。
本丸には納戸櫓など二重櫓2棟、多門櫓2棟が構えられていました。
これはもうちょっとした登山です。
ただここから見える眺望は素晴らしく忘れられない景色になりました。
ゴールデンウイークの最中でしたが人も少なく30分ほどこの場所で微睡んでいました。
とても風が心地よく、ひとつ山城を制覇した至福のひと時を堪能しました。
岩村城は奈良県の高取城、岡山県の備中松山城とともに日本三大山城といわれています。
とくに備中松山城は行きたい城のひとつでもあるのですが、この時点で岩村城は人吉城、郡上八幡などとともに好きなお城のひとつになりました。
- 岐阜県
- 01:03
- comments(0)
- -
- by さんぽっぽ