JRきのくに線藤並駅からレンタサイクルで旧有田鉄道の線路跡を走ってきました。

終点の金屋口のあった場所に有田川鉄道公園があります。

 

 

入口にはD51-1085号機が出迎えてくれます。

この機関車は晩年は北海道で活躍し1976年に引退、翌年から藤並駅前に保存されていましたが有田川鉄道公園のオープンとともに移転しました。

 

 

自転車で結構走った来たので鉄道交流館で休憩、入館料は200円。

暑かったのでソフトクリームをいただきます。

 

館内はNゲージとHOゲージのジオラマ、古き良き日の有田鉄道と有田川町の風景を再現していました。

 

 

 

しばしの休憩後、ウッドデッキの向かい側にはキハ58003がカラカラとディーゼルエンジンを空ぶかしをして止まっていました。

キハ58といえば国鉄急行型を代表するディーゼルカーで、日本全国津々浦々走っていました。

とはいえなかなか子どもの頃は非電化のところに行く機会はなく、毎年夏休みに金沢に遊びにいっていたのですが、地上駅時代の0番線から急行能登路などのディーゼルカーが大きな音でアイドリングしていたのを覚えています。

 

晩年になって東北地方などで乗る機会がありましたが音と匂いは忘れられません。

 

 

有田川鉄道公園では動態保存をしており400mではありますが走らすことができます。(2014年当時、現在は故障のため自走できないようです。)

 

 

車内へ。急行型とはいえ座席もこんな感じだったような。

 

 

扇風機にはJNRマーク、灰皿も一世代前のタイプ。

 

 

国鉄形の車両の内装は電車も気動車も同じ色だった気がする。

 

 

有田鉄道が樽見鉄道のレールバスが来るまで、この車両を使っていたのは知っていました。

ただJRから譲渡されたものとばかり思っていたのですが、ここにきて富士急行から譲渡されたことを知りました。

しかも富士急行が中央本線乗り入れようとして自社発注した車両なので正確には国鉄のキハ58ではありません。

譲渡されたのはキハ580001〜58003で、富士急行では予備車だった58003だけが保存されました。

 

 

奥には岐阜県の樽見鉄道で活躍し晩年に有田鉄道に譲渡されたレールバス、ハイモ180-101。

 

 

この当時は紀州鉄道のキハ605が展示されていたのですが、この年の12月に富山県の伏木ヤードに移りました。

 

 

伏木ヤードは一度行ったことがあるのですが、ここは車両の保存し販売を目的として留置しています。

キハ605はどういった運命をたどるのでしょうか。

 

 

 

かわりに2017年に紀州鉄道からこちらのキテツ1が無償譲渡されました。

 

 

元三菱石油水島専用線のDB107と蒲原鉄道の貨車ト1、国鉄の車掌車ヨ6114。

 

ここを見に行ったのは2014年ですがその後のことを考えると一番いい時期にいったのかなと思います。

あらためて鉄道の保存は難しいと思いました。

 

次回は湯浅へ向かいます。

 

 

 

 


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